簡単に悟れるかもしれない瞑想法「ヴィパッサナー瞑想」
ヴィパッサナー瞑想って何???
ヴィパッサナー瞑想とは、実際にお釈迦様が悟りを得た瞑想法とのことです。
どうです、説得力があるでしょう笑
このヴィパッサナー瞑想を理解するため、『怒らないこと』という本がベストセラーになったことで有名なお坊さん、
スマナサーラさんの本『自分を変える気づきの瞑想法』を今回はみていきたいと思います。
ヴィパッサナーの日本語訳は「正確に観ること」らしいです。
スマナサーラさんによると、人間のこころを汚す唯一の原因が思考とのこと。
「妄想」「雑念」「感情」・・・・ようは、エゴです。
次から次へと目的を作って先のことばかり考え、過程はどうでもいい、ということになってしまっています。《中略》
思考、妄想というのは、役に立つものではなく、過去の思い出か将来に対する夢です。現在のことではありません。
考えることというのは人間にとって大事なことだと思っているでしょう? まったく大事ではありません。《中略》
過去か将来の思考のために時間を食われてしまい、「今」をおろそかにしてしまっているのです。《中略》
無駄な「思考」は莫大なエネルギーの浪費です。
私の人生が失敗か成功かは、今の、この瞬間で決まるのです。
人生を1秒に縮めて考えてみてください。「私が生きているのは今の1秒だけだよ」と。1秒くらいなら何ということもなく頑張れるでしょう。
この1秒に成功するなら、一生、成功する人生なのです。この1秒を楽しんでいると、一生を楽しめるのです。
面白いですねー。
その気にさせますねー、スマナサーラ先生笑
悟るために、その不要な思考を捨てるべく行うのがヴィパッサナー瞑想です。
つまりヴィパッサナー瞑想は「一切の思考を停止する」試みとのことです。
ヴィパッサナー瞑想のやり方
方法は、「今の瞬間」に自分が何をやっているのかということを「実況中継」する、とのことです。
実況中継しているので、思考することができなくなる、というわけです。
ヴィパッサナー瞑想に必要な3つの条件
- ノンストップの実況中継
- スローモーション
- からだの感覚を感じること
簡単なやり方
上の条件を守れば何でもいいわけで、例えば歩きながらするならば、
超スローモーションで歩きながら、「右足をあげます」「運びます」「おろします」「左足をあげます」「運びます」「おろします」と心の中で動きを観察するわけです。
右足をあげている間は「あげます」「あげます」「あげます」とたえず心の中でつぶやき、
おろすときも同様に「おろします」「おろします」「おろします」とたえずつぶやくことで、思考が分け入る隙間をつくらないようにするのです。
そしてスローにすることで、集中して観察できるとのことです。
スマナサーラ先生は、歩く瞑想の場合は30分くらいやることを勧めています。
私がおすすめする簡単なやり方は、座る瞑想です。
座った状態で、片手をゆっくり上に挙げていくやり方です。
右手をゆっくり挙げながら、思考が分け入る隙間をつくらないように「上げます」「上げます」「上げます」と心の中でたえずつぶやき手の動きを観察します。
しっかり挙げ切ったら、今度は「下げます」「下げます」「下げます」とつぶやき下げ切ります。
これを交互の手で、飽きるまでやるわけです。
簡単でしょう???
毎日10分でも継続すれば、自分がよけいな思考からはなれ、リフレッシュして清々しく生きられる実感を得られるようになると思いますよ!!
おすすめです^^